通称ガセ高に通う奈々は吹奏楽部でアルトサックスを吹いている。 ある日、ステージで輝くばかりのバリトンサックスを吹きこなす圭と出逢い、彼を部活へと誘うが頑なに彼は入ろうとはしない。 つきあい始めた奈々と圭。けれど奈々には圭のことが何一つ掴めぬまま。それでいて惹かれてゆく心と不安定な変拍子にとまどう。 そして、意を決して二人だけで初めて出かけた先で、圭は昔の知り合いらしき仲間に出くわす。そのときから、穏やかな日々はどんどん姿を変えていった……。 吹奏楽の名曲「アルメニアンダンス・part1」をテーマ曲に、奈々と圭の爽やかでほろ苦い日々と想いの変化を、どうか一緒にはらはらしながら見守ってあげてください。
更新:2010/6/19
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東都大学医学部に通う梶尾綾也はPK能力を持つサイコキノであった。 戦いの日々を離れ、研究者としての道を歩み始めた彼に、執拗に何者かがつきまとう。 謎の美女・みすずと、その元配偶者であるフリーライターの哲平。 彼らとの出会いが綾也の運命を変えてゆく。 暴力団「青龍会」、民間教育研究所であるはずの「STE」、そして背後に見え隠れする巨大な組織とは。 複雑に絡み合った思惑と人間関係は、すべて一つに収束されていく。 それは…梶尾綾也へと…。 北川初の長編SFライトノベル小説です。どうぞお楽しみください。
更新:2010/2/22
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あたし…白田藍は、誰からも明るくて元気な女子高生だと思われていた。 校舎裏でカッターを握りしめるあたしを見ていたのは、ただひとり。 落ち葉の中、出会った彼がつぶやく謎の言葉。 「あと三ヶ月って…」 「俺もウソツキだから。白田藍と同じで」 その日から、二人のときは進み始めた。 あの日に向かって、ゆっくりゆっくりと…。 キタガワ流・携帯青春恋愛小説です。
更新:2010/2/2
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ずぶ濡れの中、立ちすくんでいた男を拾った。 慰めたいのか…慰められたかったのか。 言うつもりもなかった言葉がついて出たとき、そいつは…。 男女の出会いの一瞬を切り取った掌編です。
更新:2010/1/22
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個性派俳優の秀一は、突然のパニック障害発症により外にも出られず、売れないモデルの麻衣を頼って部屋に転がり込んだ。思いがけず名の売れた俳優の仕事と、触れることもなくなったピアノ…。そのいらだちを彼は仮想のグランド・ピアノにぶつける。 現実を突きつけられたとき、彼は外への一歩を踏み出せるのか。 そんな場面を切り取った掌編です。
更新:2010/1/22
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